2020年の日本のバンドトップ3

多くの欧米人にとっての日本人のイメージは、勤勉かつ熱心で、負けず嫌いで余暇もあまり時間を無駄にしたくない、といったものです。そして、それは特に古い世代にとってはある程度当たっていることかもしれません。毎日長時間の労働をこなし、仕事以外で数時間確保できても、外国語の授業に出たり、自己啓発の職業訓練などに勤しんだり、真面目さが伺えます。

しかし、もっと若い世代は多少異なる人生観を持っています。彼らにとって仕事の成功は優先順位のかなり上位に位置しますが、自由な時間も持ちたいと考えているのです。日本の若者にとって、自由時間にはサッカーや野球などの団体競技を楽しむほか、音楽会や美術館の展示といった文化イベントへの参加など、ありとあらゆる活動の人気が高いのです。

この国の変化を最も表しているのが日本のポップカルチャーの前代未聞ともいえる拡大です。 素晴らしいバンドが右から左へと現れては消えていき、そのいくつかは国際的な人気も獲得しています。その影響は世界中の数百万人のファンによって測ることができますが、その一部は言葉さえ理解できないのです。日本のアーティストの感性や才能は言葉の壁を超えてあらゆる年齢や国の人々を呼び集めています。

X-Japan

X-Japan

X-Japanは1982年の結成以来、国内外の音楽チャートを独占し続けています。X-Japanは東京の郊外に住む音楽ファンの若者グループとして出発したものの、今日では音楽業界の歴史上最も影響力のあるバンドの象徴となっています。活発にパフォーマンスはしていませんが、彼らの曲は今も世界中のチャートのかなり上位にランク入りしています。

L’Arc en Ciel

フランス語で虹を意味するL’Arc en Cielは1991年に大阪で結成されました。バンドで最も有名な初期メンバーはベースのTetsuyaとギターのHiroで彼らは大阪の繁華街にあるナイトクラブで偶然に出会いました。当初、だれもその出会いが素晴らしい結果をもたらすコラボレーションの始まりになるとは思っていませんでした。今日、彼らは日本の史上最高のバンドの1つとして知られています。

One OK Rock

2005年結成のOne Ok Rockは比較的若手のバンドで、その曲は欧米で高い人気を誇っています。ボーカルで最も著名なメンバーのTakaは、日本で最も影響力のある若手アーティストとされています。バンドは各国の多くの国際音楽祭に頻繁にゲスト出演しています。