J-Pop とは、どんな音楽か? 

日本の音楽シーンは前代未聞の拡大を遂げつつあり、世界中の音楽チャートにさまざまな日本人アーティストや音楽スタイルが登場しています。スカやパンク、ポップやロックまで、私たちは欧米で人気の高いまさにあらゆるジャンルを楽しんでいます。さらに曲を作るときはユニークな芸術的タッチを加えて何か完全に新しいものを作り出すこともしばしばです。

J-Popは日本でおそらく最も人気の高いタイプの曲で、海外でも膨大な数のファンがいます。有名なJ-Popのバンドやアーティストは一流国際音楽祭に頻繁に招かれ、日本語の歌詞を理解できない国でもアルバムは数百万枚を売り上げることがしばしばです。特にアジアでは、有数の影響力を誇るトレンドセッターとなっています。

定義の限界

日本のポップ音楽を定義しようとすると、問題が山のように現れます。そもそも、Jポップとは新旧取り混ぜた音楽スタイルやトレンドを幅広く取り入れたものであるからです。一方で欧米と同じように、その定義は大抵の場合、評論家次第で変化します。これらすべてを考慮すると、J-Popは日本の伝統的な音に強く影響を受けたR&B、ロック、ポップのかなり特殊な組み合わせであると言えます。

アメリカ人も大好き

何十年か前はほとんどのアメリカ人が日本の音楽シーンをあまり知りませんでしたが、今の若者はかなり高く評価しています。このような急激な変化の理由は、現代の日本のバンドが英語で歌い、そのため理解しやすいという事実があるためかもしれません。しかし、欧米の有名音楽チャートを見ると、最も有名な曲が日本語であることに気づきます。日本のアーティストは言葉の壁を乗り越えることに大きな成功を納めたようなのです。

J-Pop

韓国と日本のポップス

ファンや音楽評論家は、日本と韓国のポップスに大きな違いが存在するかどうかをたびたび議論します。一見(もしくは一耳)したところでは、両者は同じように聞こえますが、言語以外にも、大きく異なる独特の特質性がいくつか存在します。日本のポップスの方が非常に大胆で、歌詞も男女間の関係に関する非常に複雑なテーマをカバーしています。アーティストもステージ上のパフォーマンスが情熱的で、聴衆との関係もかなり近くなっています。聴衆をよろこばせるために良識を超えるようなことをするという話もあります。

一方、韓国のポップスの方が一段と形式張っていて控えめで保守的だという意見もあります。テーマも恋愛に関するものがほとんどで、恋する若者が落胆したり、裏切られた心を癒されたりするような内容が多いです。